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導入事例


大妻女子大学 社会情報学部 環境情報学専攻 生田 茂教授

ひとりひとりの子どもにあった教材を

「ランドセルをしょったじぞうさん」「英単語を学ぼう!」「Emi & Alex」

大妻女子大学 社会情報学部 環境情報学専攻
生田 茂教授

iBooksのRead Aloud機能(EPUB3 Media Overlay)を使った楽しい教材。どのように見せたら子どもたちが一番喜ぶか、一番読みやすいかを日々研究しているそうだ

FUSEeを導入して、初めて制作したものが音声読み上げ機能を使った児童・生徒向けの教材だという事をお聞きして、実際に見せていただくことになり伺ってきました。生田先生は、東京の多摩・唐木田にある大妻女子大学の教授であり、理科・環境教育、特別支援教育、教育工学、教師教育を研究分野とされています。授業では、平たく言うと“中学高校の先生を生み出している”そうです。

ランドセルをしょったじぞうさん

「これらをちょうどいま共同研究を行っている先生方に見てもらっています。ひと通りは見られるもの、使えるものを作っています。そうしないと先生方が自分たちで出来ることをイメージしてもらえない、信用してもらえないので(笑)」

そう言ってiPadを開いて見せてくださったのが、まず「ランドセルをしょったじぞうさん」

なんと日本語が縦書き表示されていて、Read Aloud機能によって読み上げが行われているではありませんか。そして読み上げるに従ってちゃんとその箇所が強調表示されていきます。

iBooksでこうした機能を有効にするには、EPUBを固定レイアウトとして、固定座標に合わせて文字や画像を配置し、各々の読み上げ音声と文章を紐付ける作業が必要になり、なかなか難易度が高い。それにしても縦書きでも読み上げ機能が使えるとは知りませんでした。

「読み上げ音声を鳴らせるようになるまではずいぶん時間がかかりましたが、海外のEPUB解説書とそのサンプルが参考になりました」

読み上げ箇所の強調表示については見せ方をさまざま検討してたくさんのバリエーションを作っているとのこと。たとえば、一文をまとめて強調表示をするのがいいのか、フレーズに区切るのがいいのか、文字表示色と背景色は何色がいいのかなどを試すのだそう。バリエーションの違う電子書籍を作るにあたっては、色の変更など表示部分はCSSでサッと変更できるが、音声素材の調整が一番大変だったそうです。

世界のあいさつ

「英単語を学ぼう!」は、元々は研究室の4年生が卒業研究で作った教材で、それを材料にして制作したということでした。元の教材は“ドットコード”を利用していました。ドットコードとは、印刷された極小のドットで表現されたデジタルデータで、コンテンツに重ねて印刷しても目立たない、あるいは見えないという特徴があるものです。音声ペンでドットコードをポイントすると、ペンに音声再生機能が搭載されていて、対応した音声が鳴るという仕組みです。“世界のあいさつ”というシートでは、“こんにちは”をポイントして次に地図をポイントするとその国の言語で“こんにちは”の音声が再生されます。

英単語を学ぼうスクリーンキャプチャ

EPUBでマルチメディア化された「英単語を学ぼう!」では、iBooksの表示をタッチすると音声が鳴ります。まずは少ない単語数でひとつ一つのページとして作ってみて、実際に子どもたちにフィットするか試しているとのこと。

「iBooksは我々のやりたいことをサポートしてくれています。相性が一番いい。FUSEeとiBooksのペアはいいですよ」

音声ペンとドットコード ドットコード

「Emi & Alex」は、こちらもマルチメディア教材本がオリジナル。新宿日本語学校との産学協同で生まれたもので、サウンドリーダーという機器で単語をなぞるとリーダーから音が出る。これはこれで手を動かして能動的に自分から働きかける良さがあるようです。

Emi and Alexスクリーンキャプチャ

最近では小学校にiPadがどんどん導入され始めているけれども、コンテンツがなくてはせっかくの機材も眠ってしまう、自分達で教材づくりからやれたらいい、と、生田先生。

「教材は買ってきたものでももちろんいいのだけど、子どもたちはひとりひとり皆違う、特別支援学校だったら持っている障害は皆違うわけだし、困り感も違う。「みんなに使えます」というのは逆に言うと誰にも使えないんですよね。僕らが一番大切にしていることは、「だったらみんな手作りでやろうよ」、みんなで頑張ればとてもいいコンテンツができる。それは素晴らしいことだと思ったんです」

こうした教材の作成と試用の過程でいろいろなアイデアがでてくる。

「音読の速さを速くしたりゆっくりしたりとか、辞書と連動したりとか、ルビを消したり出来ないかとか、そういう要望がいっぱい出てくるんです」

先生が動かないことには新しいものは生まれない、現場の先生方がアイデアを凝らして、手間暇をかければ必ずいいものができる。

「先生方はとても忙しいけれども、作って、使って、試して、ひとつの形ができたらそれをひな形にして、このひな形を元にして少しずつ始めればいい。始めは簡単なものを、子どもたちが喜んで使ってくれるようなもの、現場に合うような要望を取り入れてやってみようと」

今後の展開がとても楽しみな活動をされていました。

生田先生、ありがとうございました。

ここで取り上げた生田先生の電子書籍を試してみたい方は、shigeru.ikuta@otsuma.ac.jp (全角の@を半角に直してお使いください)まで、メールにて連絡をして下さい。

関連記事:教育現場に電子書籍教材を 生田教授 2013年05月16日 大妻女子大学

小林誠司 (フューズネットワーク) 2013/05/09
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